2024年4月より中野医師の診察が月曜日のみとなりました。患者様にはご不便をおかけしますが、ご確認よろしくお願いいたします。

帯状疱疹ワクチン接種のお知らせ

三島市は予防接種費用の一部を助成します

【開始時期】 令和6年5月1日から
【対象者】  三島市に住民登録があり、接種当日50歳以上の方
過去に三島市及び他の自治体から同ワクチンの費用の助成を受けたことがない方
帯状疱疹ワクチン定期接種対象者は任意予防接種の助成を受けることはできません。
【接種場所】 市内の指定医療機関(医療機関一覧表を参照) 帯状疱疹任意予防接種実施医療機関一覧
【助成金額】 希望するワクチンの種類により下記の通り助成します。

ワクチンの種類 1回の助成額 助成回数
帯状疱疹ワクチン(生ワクチン) 4,000円 1回
帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン) 10,000円 2回

※生活保護受給者の方は、帯状疱疹生ワクチン6,000円(1回)、帯状疱疹不活化ワクチン15,000円(2回)の助成となります。

 

助成を受けるためには事前申請が必要です。(申請方法)

【申請方法】 健康づくり課(保健センター)窓口又は電子申請
★電子申請はこちらから
【申請受付開始日】 令和6年4月8日から

申請手続きが終了しますと「三島市帯状疱疹ワクチン予防接種予診票(接種券)」が発行され、市内指定医療機関において接種費用から助成額を引いた金額で接種することができます。

よくあるご質問

*帯状疱疹ワクチンに認知症予防効果があるのですか?
帯状疱疹ワクチンについて、初期の生ワクチンは認知症リスク低下に関連する可能性がウェールズの研究で示唆されました。一方、アメリカの研究では、新しい組み換え型ワクチンは生ワクチンと比較して、認知症診断までの期間を平均164日長くし、リスクを低減する可能性が示されました。女性でより効果が大きい傾向にあります。これらの観察研究から、組み換え型ワクチンの方が認知症予防効果が高い可能性が示唆されていますが、因果関係を確定するには更なる研究が必要です。

*帯状疱疹ワクチンの種類、効果の違い、副作用について教えてください。


■ 帯状疱疹ワクチンの主な種類

日本で利用可能な帯状疱疹ワクチンは大きく分けて2種類あります:

1. 水痘生ワクチン(商品名例:ビケン、MSDのバリセル)

  • 種類:生ワクチン(弱毒化したウイルスを使用)

  • 接種対象:50歳以上(特に60歳以上推奨)

  • 接種回数:1回

  • 効果持続:およそ5年程度

  • 予防効果:50~60%程度(年齢とともに効果が低下)

  • メリット:1回接種で済む、費用が比較的安い

  • デメリット:免疫が低下している人(がん患者、免疫抑制薬使用中など)には接種不可

2. シングリックス(GSK社製)

  • 種類:不活化ワクチン(ウイルス成分のタンパク質を使用)

  • 接種対象:50歳以上(または免疫低下状態の18歳以上)

  • 接種回数:2回(2か月間隔)

  • 効果持続:少なくとも10年以上とされる

  • 予防効果:90%以上(高齢者でも高い効果を維持)

  • メリット:高い予防効果、免疫低下の人にも接種可能

  • デメリット:2回接種が必要、費用が高め(2回で4万円前後)


■ 副作用について

● 水痘生ワクチン

  • 軽い発熱、注射部位の赤み・腫れ

  • ごく稀に帯状疱疹様の発疹が出ることあり(非常に軽度)

● シングリックス

  • 注射部位の痛み(80%以上)、腫れ、発赤

  • 全身症状:倦怠感、筋肉痛、頭痛、軽度の発熱(数日で回復)

  • 副反応は生ワクチンよりやや強めだが、重篤な副作用は非常に稀